そして 2024(令和 6)年、関西大学美術部白鷲会は、栄えある創部 100 周年を迎えた。この間、美術部白鷲会は数多くの OBOG を輩出してきた。卒業後、本格的な美術家として歩み、美術界で高い評価を得ている OBOG も少なくない。
100 年。この気が遠くなるような時間の積み重ねは、歴代顧問の先生方や関係者のご指導、ご支援と、戦争、学生運動、コロナ禍など幾多の困難を乗り越えながらひたむきに活動を発展させてきた無数の OBOG 諸氏、現役生の努力のたまもの以外のなにものでもない。伝統の重みをひしひしと感じつつ、この歴史の節目を、現役生と OBOG がともに美術部白鷲会の歴史を確かめ合う機会としたい。
関西大学美術部白鷲会の未来に幸多からんことを祈って。
(文:平井章一/ 1985 年度部長/関西大学文学部教授)
執筆にあたり下記の方々の協力を得ました。ありがとうございました。
前田孝一、矢島千船、古谷勝紀、水田淳、西山重喜、山崎早規子、大西惇貴、飯田健、九里いずみ、森結子、大原早紀、関谷類、大塚晴乃、関西大学美術部白鷲会、関西大学年史編纂室(順不同・敬称略)
こ の『 関 西 大 学 美 術 部 白 鷲 会 100 年 の 歩 み 』 は、2005( 平 成 17) 年 10 月 に 大 阪 難 波で催された関西大学美術部白鷲会創部 80 周年記念懇親会で参加者に配布した『関西大学美術部白鷲会 80 年小史』、および 2014 年(平成 26)年 9 月の関西大学美術部白鷲会創部90 周年記念事業で制作した『関西大学美術部白鷲会 90 年のあゆみ』に加筆したものです。