第八章 『白鷲』の発行

戦後復活するや、旺盛な発表活動で その名を関西の美術界に
知らしめた美術部白鷲会であったが、
部員たちのエネルギーは絵筆だけにおさまらなかった。

1953(昭和28)年12月、『白鷲会会報』が創刊される。

この『白鷲会会報』は、翌年には誌名を『白鷲』とあらためられ、以後毎年発行された。

『白鷲』は、顧問や現役生、OBのエッセイや芸術論が満載された本格的な冊子で、
今日では当時の美術部の活動を知る貴重な資料となっている。

現在『白鷲』は、創刊号、No.2,No.9,No.11, No.14, No.15が確認されている。

何号まで発行されたのかは不明だが、1970年代前半まで発行されていたようである。

『白鷲』第2号 1954年
(前田孝一氏所蔵)

『白鷲』第15号 1968年
(西山重喜氏所蔵)

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